茅野市民館



  美術展「マックス・クリンガーとドイツ表現主義の版画」の関連企画コンサート
「奏でられる幻想版画(イメージ)」
−声楽とピアノトリオが描き出す一葉−


  こ こ が 聴 き ど こ ろ !  クラシックははじめて・・・という方も大丈夫!
<プログラム>
第1部 〜ブラームス幻想〜
ブラームス:F.A.E.ソナタ 第3楽章 スケルツォ
高知県立美術館学芸員・奥野克仁氏による版画連作≪ブラームス幻想≫のレクチャー
ブラームス:歌曲「日曜日の朝」
ブラームス:歌曲「野の寂しさ」
ブラームス:歌曲「昔の恋」
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調
第2部 〜ベートーヴェンとドイツの名曲たち〜
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番≪春≫より第1楽章
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007よりプレリュード
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ長調≪悲愴≫(Pf) 20分
レクチャー<ドイツ歌曲の魅力> 山崎裕視
ベートーヴェン:歌曲「君を愛す」
ベートーヴェン:歌曲「くちづけ」
シューベルト:歌曲「春の信仰」
シューベルト:歌曲「さすらい人の夜の歌」
シューベルト:歌曲「ぼだい樹」
第1部〜『ブラームス幻想』
ブラームス他:F.A.E.ソナタ 第3楽章 スケルツォ <ヴァイオリン+ピアノ>曲名のF.A.E.とは、ドイツ語の「自由だが孤独に(Frei aber einsam)」の頭文字をとったものです。これをモットーとしていたヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムに、友人であったブラームス、シューマン、ディートリヒの3人の作曲家がヴァイオリン・ソナタを共作し、献呈しました。曲名のドイツ音名のF(ファ)・A(ラ)・E(ミ)の音列がタイトル通りこの曲の主なモチーフとなっている、友情の音楽です。ちなみに、それぞれの楽章の作曲者は以下のとおりです。
 
・第1楽章 アレグロ、イ短調。ディートリヒ作曲。
・第2楽章 間奏曲、ヘ長調。シューマン作曲。
後にシューマンがヴァイオリンソナタ第3番の第3楽章に転用。
・第3楽章 スケルツォ、ハ短調。ブラームス作曲。
・第4楽章 フィナーレ、ハ長調。シューマン作曲。
後にシューマンがヴァイオリンソナタ第3番の第4楽章に転用。
ブラームス: 歌曲「日曜の朝に」、「野の寂しさ」、「昔の愛」 <声楽+ピアノ>
クリンガーの連作版画≪ブラームス幻想≫に登場する3曲の声楽曲を、楽譜に作品が挿入されている映像と共におおくりします。いずれも、クリンガーが音楽から発想して作った作品たち。美しい愛の歌にクリンガーが寄せたイメージとは・・・?今回クリンガーのコレクションをお借りした高知県立美術館の学芸員によるレクチャーのあとに聴くのは、また格別なはず。
ブラームス: ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 <ヴァイオリン+チェロ+ピアノ>
若きブラームスは悩んでいました。リスト先生とはどうもうまくいかない、僕はこのまま時代に埋もれた作曲家になってしまうのだろうか・・・。そんな時にスケッチされた曲が、彼の音楽を評価し一躍人気者へ引き上げてくれたシューマン夫妻との出会いにより完成しました。穏やかで広々とした響きは、まるで蓼科高原を駆け巡る薫風のよう。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調≪悲愴≫ <ピアノ独奏>
数あるベートーヴェンのピアノ・ソナタの中から選りすぐった≪悲愴≫をお送りします!ベートーヴェン最愛の恋人をめぐる映画「不滅の恋人」でも登場するこの曲は、悲愴というイメージからはかけ離れて美しい第2楽章が聴きどころ。クリンガー作品の中でもいろいろなかたちの愛が描かれていますが、この≪悲愴≫のメロディから発想した作品も、もしかしたらあるのかもしれません・・・ぜひ、展示室で探してみてください。
 
日時:7月22日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:茅野市民館 マルチホール
料金:一般 2,500円 *展覧会観覧券とのセット券
   (コンサートのみの場合 2,300円)
    高校生以下 1,800円 *展覧会観覧券とのセット券
   (コンサートのみの場合 1,600円)
プレイガイド
茅野市民館 0266-82-8222 / チケットぴあベレックLCV 0266-82-8181
シマダヤ楽器 0266-72-2872/平安堂諏訪店 0266-53-4545/笠原書店本店0266-23-5070
井上チケットぴあ 0263-34-3655


  出演者プロフィール

山崎 裕視(テノール)
山崎 裕視(テノール) 和歌山県出身。国立音楽大学大学院修了。和歌山県高校教員を経て、1984年渡独、シュトゥットガルト音楽大学リート科に学ぶ。1987〜92年、コーブルク及びマンハイム歌劇場に所属し、数多くのオペラ・オペレッタ・ミュージカル公演に加わる。帰国後は、昭和音楽大学その他において後進の指導に携わっている。ドイツ歌曲、日本歌曲の演奏や合唱指揮活動の他、近年では論文著作や作曲の方面にも力を注いでいる。
□主要作曲作品
・リルケの詩による歌曲
・トラークルの詩による歌曲
・田木繁の詩による歌曲    他

□主要論文
・ドイツ・リートにおける「さすらい」の意味
・リルケと歌曲
・オトマール・シェックのヘッセ歌曲    他

上野真理(ヴァイオリン)
上野真理(ヴァイオリン) 神奈川県出身。桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。卒業演奏会、第68回読売新聞社主催新人演奏会に出演する。1998年東京文化会館新人オーディション合格。サイトウキネン室内楽勉強会ほか各地の音楽祭で研修後、奨学金を得てウィーン国立音大に留学し、ソリスト・ヨーロピアンズ・ルクセンブルクの公演ツアーに参加するなど活動の場を広げた。2003年オーストリア国際室内楽音楽祭にて優秀賞受賞。現在、昭和音楽大学音楽教室講師。これまでに江藤俊哉・アンジェラ、クリスチャン・アルテンブルガーの各氏に師事。
■主なレパートリー
□愛の喜び クライスラー
□愛の悲しみ クライスラー
□アヴェ マリア シューベルト
□ソナチネ ドボルザーク
□ラプソディ No.1 バルトーク
□ルーマニア舞曲 バルトーク
□ツィガーヌ ラベル

伊久希(いく のぞみ)(チェロ)
伊久希(いく のぞみ)(チェロ) 8歳よりチェロを始める。桐朋学園大学付属「子どものための音楽教室」広島分室入室。森純子、秋津智承、長明和正、安田謙一郎の各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科を経て同大学卒業。学内室内楽演奏会に出演。ソロ演奏を倉田澄子、室内楽を音川健二、苅田雅治、雨田のぶ子の各氏に師事。2000年ワールド・チェロ・コングレス第3回ボルティモア大会、2002年京都国際音楽学生フェスティバルに桐朋チェロアンサンブルのメンバーとして招待参加。

佐々木祐子(ピアノ)
佐々木祐子(ピアノ) 桐朋学園大学附属高等学校音楽学部を経て同大学ピアノ科を卒業、同大附属ディプロマコース修了。その後パリ国立高等音楽院第三課程(大学院)に留学しメセナ・ソシエテ・ジェネラル奨学金を授与され2003年修了。同年トリエステ国際室内楽コンクール(伊)最高位、併せてシューベルトの演奏に対して贈られるアメデオ・バルドヴィーノ特別賞受賞。昨年東京文化会館でのデュオリサイタルが「音楽の友」誌の「コンサートマイベストテン2005」に選ばれるなど好評を博す。これまでに、加納優子、松岡貞子、玉置善己、藤井一興、野平一郎、廻由美子、阿部美果子、C.イヴァルディ、R.パスキエの各氏に師事。東京藝術大学音楽学部非常勤講師、桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員を務める。

 
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